先輩紹介
2015年度入社 板橋工場 製造課 T・N
私が日本金属に入社した理由は、大学で学んできた学問が生かせると思ったからです。工学部 機械工学科で鉄系材料について研究をしており、その知見を生かしながらも新たにチャレンジできるような職場を探していました。その中で普通鋼、合金鋼、工具鋼等、様々な素材を生産・研究している日本金属では、様々な活躍のフィールドがあると知り、最終的に就職を決めました。
~Profile~
2015年入社、最初の配属は板橋工場 設備課で生産設備の保守保全、改造、新設といった業務を担当しました。初めは何もわからず苦労したのを今でも鮮明に覚えています。特に印象深いことは自分が設計した機会が初めて動いた事です。他愛もない装置でしたが、基礎の仕組みや装置の固定方法、力の加わり方など計算し、設計設置が成功した時はうれしくてたまりませんでした。2020年に板橋工場 製造課へ異動となり、安全、品質、生産の3本柱を基本に圧延機の生産効率を上げるために日々仕事をしています。
仕事の魅力、楽しさ、やりがいについて教えてください。
仕事の楽しさや、やりがいは、自分の感じたことや考えたことを実践できることです。少数精鋭の当社では若手社員であっても広い裁量を持たせてもらい、試作材のテストでは実験方法を自分で決め、結果を予測し、実施し、考察していく。この過程で様々な経験と知識を得て、また次のテストを行います。失敗する事も多々ありますが、試作材が成功し次のステップへ進んだ時や、量産可能となった時の喜びは格別です。
仕事の大変なところ、難しいと思うところを、教えてください。
量産化に向けて、理想と現実のギャップを埋める作業です。理想を現実に落とし込むときは、きれいな空間で、気温も調節されていて、高価な薬品を使用して実験を行います。そうしてできた試作品を大量生産できなければ製品として売れません。安全に製造できて、コストが抑えられ、尚且つお客様に満足して頂ける品質で量産できる環境といった絶妙な位置を狙っていく事が製造業として仕事をする上で最も難しいと感じています。
これまでの仕事で挑戦したことを教えてください
これまで仕事で挑戦してきたことは、原因究明に関して妥協しない事です。今まで設備課と製造課で仕事をしてきましたが、様々な問題を対応してきました。その中でも特に印象が残っているが、圧延機のトラブルです。無数に組み合わさった機械部品が数ミクロンの単位で制御されており、暴走や誤動作といったトラブルが発生した時は、設備・製造課員が何人も集まり知識と経験をフルに活用し、解決していったのを覚えています。